ハイドロキノンのシミに対する効果

シミとそばかすは、一般的にシミそばかすと一つの言葉の様に使われる事が多いのですが、明確な違いがあります。
そばかすは、正式には雀卵斑と呼ばれる遺伝性の症状であり、シミより小さな斑点が鼻周辺や頬に出易く多く、紫外線に晒される事で濃くなりますが、加齢とともに薄くなるケースもあります。
シミは、ニキビ跡や紫外線によるダメージの蓄積、皮膚の炎症、老化現象のひとつである老人性色素斑などによる後発性の肌トラブルであり、メラニン色素の沈着が原因とされています。
メラニン色素自体は、紫外線に含まれる内紫外線による血液の酸化抑制作用や紫外線の吸収阻害、体温保持などの重要な役割を担っています。
メラニン色素は、紫外線や大気汚染物質による肌へ刺激、ストレス、喫煙などにより、メラノサイト刺激ホルモンやエンドセリン、フリーラジカルなどの情報伝達物質が表皮最下層の基底層の5%~15%を占める神経系の色素形成細胞メラノサイトへ送られ、メラニン色素の生成をコントロールしているチロシナーゼが活性化されます。
メラニン色素は、必須アミノ酸であるフェニルアラニンを肝臓細胞に存在するフェニルアラニンヒドロキシラーゼの作用により水酸化する事でチロシンを生成し、チロシナーゼなどのメラニン合成酵素群と共にチロシンが色素形成細胞内のプレメラノソームに運ばれ生合成されています。
ハイドロキノンは、チロシナーゼの作用を抑制する事でシミの原因とされるメラニン色素の生合成を抑制し、新しく出来るシミだけで無く、既に出来ているシミを薄くする効果があるとされています。
しかし、ハイドロキノンは、分子サイズが大きい為に肌への浸透率が低く、肌深くに形成されたメラニン色素に対して効果が期待出来ないとされています。
その為、ハイドロキノンは、肌のターンオーバーを促進するトレチノインとの併用が有効とされています。

ハイドロキノンを使用した効果的な治療方法

工業用途で使われていた原料に、ハイドロキノンがあります。
優れた還元作用を持っていて、写真の現像やゴムの酸化防止剤として、大いに活躍していました。
それらを扱っている人の肌が白くなったところから、ハイドロキノンが美白作用に恵まれていることに気づき、医療や美容の分野への応用が始まったのです。
アメリカでは、かなり以前から、しみや色素沈着の治療薬として注目され、化粧品に配合されて、家庭で使われてきたのです。
日本では、2001年になって化粧品に使われることが認められるまでは、医師の管理の下でのみ使用することが可能でした。
そういった経緯があり、日本でのハイドロキノンコスメの歴史は、アメリカに比べますと、かなり浅いと言わざるを得ません。
主な効果としては、メラニン色素を作り出す酵素の働きにストップをかける、メラニン色素を作る細胞を減少させる、メラニン色素を淡色化する、などがあります。
美白成分としては、ほかにも、ビタミンCやアルブチンがありますが、これらは、しみの予防効果はあっても、すでにできてしまっているしみに対しては、ほとんど効果を発揮できません。
その点、ハイドロキノンは、メラニン色素を脱色する作用を持っていますので、色素の沈着に対しても確かな効果が期待できるのです。
秀逸な美白効果を持つハイドロキノンですが、適切な使い方をしなければ、望んでいるような結果が得られません。
とりわけ、紫外線対策は避けて通れないのです。
ハイドロキノンでの治療中は、肌が紫外線の影響をストレートに受けやすい状態になっています。
紫外線対策をとらないでいると、逆に色素沈着を引き起こしてしまいます。
紫外線吸収剤が入っていない日焼け止めを使うなどの処置をとって、紫外線対策をすることが大切です。

ハイドロキノン配合薬はどこで買えるの?

ハイドロキノンの配合薬は、薬というだけあって、病院やクリニックに言って処方してもらうことになります。
ただし、ハイドロキノンという有効成分の入った化粧品であればクリニックまで行かなくても、自宅でインターネットショッピングをして手に入れることもできます。
クリニックや病院などで処方薬としてもらうクリームと、ハイドロキノン配合のスキンケア化粧品とでは、内容が全く同じというわけではなく、市販されているハイドロキノン化粧品の場合には有効成分の配合濃度が高くても2パーセントどまりです。
しかし病院やクリニックに言って処方してもらえる配合薬であれば高くて8パーセントほどの配合濃度があるものもあります。
もちろん、これは医師が処方するものなので、診察でお肌のお悩みやお肌の強さなどをみてもらい、自分にもっとも適した濃度のものを出してもらえます。
ただハイドロキノンというのは副作用も良く報告されるほど強い成分でもあるので、あらかじめ何パーセント以上は処方しないようにしています、などとあらかじめホームページなどで伝えている美容皮膚科の医師もいます。
このように医師であってもとても慎重に処方をしているハイドロキノンなので、個人輸入で購入するのは危険もともないます。
たしかにインターネットを使えば海外の処方薬もかんたんに手に入れるのですが、明らかにスキンケア化粧品として売られているハイドロキノンとも香りがちがって、かなり科学的なにおいです。
それにいかにも薬というようなとてもこってりとしたテクスチャーをしていて、香りとともにこれが使いにくいという人も多いです。
効果が高いと期待も大きくなりますが、はいは安全に入手して使うようにしましょう。